LIFE IS EMOTION!

楽しい日々を綴ります

BAWDIESは上手で見たい

2020年2月1日
地方のライブハウスは街中にひっそりとある事が多い。Googleマップと照らし合わせながら到着すると「え!?ここ!?」みたいな反応になる事が多い。今日もそのような場所「水戸 LIGHT HOUSE」ではごく普通の通りに開場時間を待つ、ライブに魅了された者たちが集まる。

~THE BAWDIES 「Section #11 Tour」 in 水戸 LIGHT HOUSE~

 


いつもBAWDIESのチケットは会員で取るがある事情で今回は一般発売のLINEチケットで取った。開場時間にならないとチケットを表示できないようになっているので、もし不具合でチケットが表示されなかったらどうしようととにかく不安だった。結果、特に問題無く通れたが、電子チケットは色々と不安なので高くてもチケットを発券するべきだと思った。整番はほぼ後ろの方でいつも通り上手で待機する。ハコが小さいライブハウスは開場時間と開演時間が短めなので少しスマホをいじればライブが始まるのはあっという間だった。

 

~本編~
前回私がBAWDIESを見たのは去年の3月末にあったライブで当時とSEは変わっていた。確かなのはBAWDIESが影響を受けた洋楽ロックなこと。

メンバーが登場し、最初の曲は新アルバムの最初の曲でもある「DON'T SAY NO」
初めのROYの声と控えめの演奏からのカッコいいギターの音がかき鳴らされ、これからお祭りの始まりだと言わんばかりのお出迎えをした1曲。この曲はツインボーカルとなっており、ROYの太い声とTAXMANの爽やかな声が合わさるので曲全体として調和が取れているように感じながらもBAWDIESの熱いロックンロール魂が籠る変わらないものがありつつ新たなBAWDIESを見せられた。

続いても新アルバムからROY「皆さんで一緒に歌ってくれますか!?」という掛け声と共に、「LET'S GO BACK」のイントロで会場は盛り上がる。もちろんサビでは大合唱が始まる。とにかく全員で歌う一体感が何度もこの曲ではあり、ライブでしか味わえない良さを見いだせた。

続いてMARCYの掛け声から代表曲の「IT'S TOO LATE」へ。先程に続き、ここでも手を振りながら叫ぶ。序盤は休みどころのない盛り上がる箇所しか無い曲が続く。今日のROYも最後の部分を長く長く歌い続け、歓声が飛び交う。あれだけ喉を使う声を出し続けながら、さらに息が持つ一種の音楽の才能をROYは持っている。

曲が終わった後にROYは初めに「いっぱいいっぱい」と言った。会場中は笑いに包まれたが、ライブハウスがいっぱいに埋まって良かったと思ったのだろうか。BAWDIESは毎回ライブが始まる前に円陣を組み、MARCYの一言で気合いを入れるそうだが、前回のツアーでのMARCYの一言が「次のライブまで少し空いてますが頑張りましょう!」だったらしくそれに対してROYは「そうだね!」としか言えないじゃないかといつも通りMARCYをいじった。また猪木風に「どうですか!」と言ったこともあり、その時も「いいですね!」としか返せなかっという(笑)。
TAXMANは「笑点の始まりの時に、各人が自己紹介のネタを考えるように毎回事前に考えてみれば?」というのに対し、MARCY「そうやってプレッシャーをかけるのが嫌なんだよ!」と返し笑いが起こった。

ROY「続いても新アルバムが行きますSHE'S MY ROCK'N'ROLL」という掛け声から印象的なギターを奏で、続く「THE BEAT」では一緒に歌う箇所もあり、曲自体は新しく感じながらも楽しむことができる曲だった。

ROY「皆さんそろそろ打ち上げ花火が見たい頃ではないですか!?」から定番曲「YOU GOTTA DANCE」へ。
この曲もライブではCDにはない演奏をしてから曲へと繋ぐのだが私がBAWDIESのライブによく行くためか、その前奏の時点で曲が分かるようになってきている。観客全員がジャンプをしてぐちゃぐちゃになるライブハウスはやはりロックンロールだな、ライブだなと感じる。

MCに入りHOT DOG劇場の話になると、水戸ライトハウスでの演目は8割水戸黄門になるらしくて、前回対バンしたSIX LOUNGEにも出るように頼み、いやいややってくれたそう。また水戸黄門ではROYが黄門様で助さん格さんをTAXMAN、JIMがやるそうで、お決まりの黄門様が指図して、助さんと格さんがこれが目に入らぬか!という流れだが、印籠ではなくパンとソーセージという相変わらずだがかなり無理矢理な設定(笑)。
その設定で1回JIMがソーセージを出すところを間違えてパンを出してしまい、両方パンになってしまったことをROYにいじられ、JIM「それはもういいでしょ」と恥ずかしげに返すのが可愛い。地方のライブハウスはJIMがMCで喋ってくれるのが個人的に嬉しい。前回のツアーでHEAVEN'S ROCK熊谷のライブに行った時もJIMの話はとても面白かった。またライブでの煽り用も距離が近いので自分に来てるのではないかと勘違いしてしまう程。ライブではJIM推しの私としては地方のライブハウスでやるBAWDIESがたまらない。今日のHOT DOG劇場は何だろうかという楽しみも残しつつ次の曲へ。

ROYの声のみで始まったのは私的にはLEMONADEに匹敵する癒し曲「I'M YOUR HOME」
小さいライブハウスでは観客は常にギューギューの中で動きまくるので、やっと体の休息が取れるかのように静かに曲を聴く。
間奏ではJIMが楽しそうにギターを弾いていた。

うってかわりROYとは違う良い歌声を持つTAXMANが歌う「EASY GIRL」へと続く。TAXMANが作る曲は毎回アルバムに1曲あるのだが、どれも爽やかでノリやすいのが特徴だと思う。たまにボーカルが変わって、より熱狂できるのもBAWDIESというバンドの力だと感じる。上手にいるとTAXMANの歌が聴き取りづらいので、ぜひROYの位置で歌ってほしい。またライブでのTAXMANがメインの曲は2曲ほどしかやらないのでもう少し多くしてもいいのではないかと思うほどTAXMANの存在はBAWDIESを話す上でかなり大きなものだと思う。

続いてリズミカルなドラムに合わせて観客も手拍子を行うお祭りに相応しい「KICKS!」へと行ったと思いきや、1番が終わると、メロディーが変わり「LEMONADE」へ。JIMが歌えと言わんばかりの煽りで観客は歌を合唱。LEMONADEがいかに愛されているかがわかった。これも途中まで歌い終わると「KEEP YOU HAPPY」へと繋ぐ。ライブに収まりきらない曲たちをメドレーを通して少しでも伝えようとする心遣いがとても嬉しい。3曲オトクに聴けた気持ちだった。

ライブも折り返しとなり、ここでも新アルバムから「GET UP AND RIDE」へ。
アルバム名に由来する通り、BAWDIESがやってることは最初から変わっていないと言えるような、これまでと良い意味で変わらない1曲だと思う。この曲もオリジナルの前奏を加え、原曲をより引き立たせていた。

新アルバムから熱の籠った曲「HIGHER」も演奏し、これは新しいBAWDIESを見せるよう。ROYのカッコよく特徴的な声に合う、ゴリゴリのサウンドにロックンロール魂を強く感じた。

※MCのタイミングがうろ覚えなのでその点はご了承ください

先程のMCで話したHOT DOG劇場の話に戻り、ROYは劇場の演技に関してうるさいらしく、ライブ終わりにその事でMARCYに怒ったらしい。その様子を見てJIMは引いてしまったとか(笑)。またMARCYの「ちゃんとやってるよ!」という返しをROYとJIMがモノマネし、笑いを誘った。

ツアーも中間地点となったとROYが話すとJIMは今は何本目かと具体的な数をROYに求めたが、それは知らないよと返す。
その時に客席から「13本目!」という声が飛び、それに対しROY「君、うちの事務所で働かないか?」と聞き、笑いが起こる。
次の日からツアーファイナル新木場STUDIO COASTの一般発売が始まり、曲を知らなくても良いからといい、おかわりを求めていた。
是非ともBAWDIESを何も知らない人がライブを見に行き虜になってほしい。というかなる(私も何も知らずにライブでBAWDIESを見て好きになったので)。
先程具体的なツアーの本数を言った方が「私も新木場行きます!」と言うとROY「それは従業員としてかな?」とさらに返した。これほどファンと向かい合って話せるのも地方のライブハウスの良さだし、出待ちとかのファンの対応にも定評があるBAWDIESに納得する瞬間でもあった。

面白いMCを喋り続け、次の曲へ。暖かい雰囲気の中で、感謝を示す1曲、新アルバムから「HAPPY RAYS」へ。
武道館ではストリーミングともコラボした曲だが、結婚式で使いたいような曲としてはBAWDIESとして新しいと言えるだろう。

さらに心が幸せになる曲「I'M IN LOVE WITH YOU」へとBAWDIESが観客に感謝を込めて歌う曲が続く。インディーズ時代の曲ではあるが今も尚歌い続けていて、かつ素直に聴けるのはBAWDIESが言う変わらないものがあるからだろう。今と昔では曲調が大きく異なるバンドもいるなかで、15年以上経ってもやりたい音楽をし続けているというのはやはりBAWDIESを推せる大きな理由だと思っている。

続いては新アルバムからではなく、前回出したベスト盤にも入っている「RED ROCKET SHIP」へ。
個人的にこの曲を持ってくるのは渋いなー!と思った。ライブでやる曲のうち半分が新アルバムからな訳で、新アルバム以外の曲というのは代表曲で埋まってしまいがちだが、少しでもレア曲を聴けるのは地方のライブを見に行って良かったと感じた。

そしてボーカルがTAXMANに変わり「B.P.B」へ。
後半戦にしてTAXMANの「最後までたのしもうぜー!」に合わせさらに盛り上がる。
サビでのノリの一体感はいつみても見物だった。曲が終わると何やらメンバーがある準備を始め、待ちに待ったHOT DOG劇場へ。

この前南キャンがMCを務める音楽番組「プレミアMelodiX!」でBAWDIESが出演した際にHOT DOG劇場目当てでライブを見に来る人もいると言っていたが私もその1人である。今回は「魔女の宅急便」。ROYがキキ役でTAXMANがジジ役。ホウキではなくソーセージに乗ってお使いに出かける。ソーセージで空を飛んでいる時には「ルージュの伝言」が流れ、ROYとTAXMANが可愛げに曲にノッていた。依頼主のもとへ付き、おばあさんのJIMが出てくる。息子に作ったパンを持って行ってくれないか?という依頼を受け、また曲に合わせてソーセージに乗り空を飛ぶ。息子の家に付き、パンを渡そうとするが、息子のMARCYは「ああ、またこれか…。嫌いなんだよな」と言う。

実際の魔女宅でもそんなシーンがあったような無かったようなと思いながらまた魔女宅を見直そうとするきっかけへ。

話はHOT DOG劇場に戻り、その息子の反応にキキ(ROY)は激怒。その様子を見てMARCYは笑いをパンで抑えていたが、キキはソーセージで息子(MARCY)に殴りかかろうとする。それをパンで受け止め、そこでジジ(TAXMAN)が、「これは、ホットドッグみたいやんけ!」と関西風に突っ込む。またMARCYがソーセージを受け止めた時にROYに顎クイをしたのは歓声が上がった。
最後は「優しさに包まれたなら」に合わせROYが話(内容覚えてない、すみません)
をしてHOT DOGへ。フェスでもHOT DOG劇場は定番化しているが1曲分を使ってやるのは面白いし、クオリティも高いし、ライブを楽しんでもらおうとする誠意が見られる。またこういったふざけたことを全員で出来るのも昔からの付き合いであるメンバーのおかげだと思う。

HOT DOGで大いに盛り上がる流れで新アルバムから「BLUES GOD」へ。これからの代表曲となりそうな印象的なギターリフととてもノれる1曲。事前にフェスなどで演奏したこともあってか観客は動くのを止めない。アルバムの曲を前作の「FEELIN' FREE」超える気持ちで作ったと言ったように新たなBAWDIESの象徴とも言える曲だと思った。

ROYの「まだまだ皆さん行けますか!?」という掛け声からJIMの力強いギターから始まる「SING YOUR SONG」へ。
観客の全てを今日ここで吐き出し尽くすように、終盤でも歌わせるのがBAWDIES
観客も負けじとサビの大合唱が起こった。

ROY「最後の曲です。皆さんも歌ってくれますか!?」と言うと新アルバムのリード曲でもある「SKIPPIN' STONES」のサビを先に奏で、観客に歌うよう誘う。単純な返しでも盛り上がる事は間違いない。ライブバージョンではよりロックに感じられ、15周年を超えてもなお、新曲であり神曲を作り続けるBAWDIESの才能がいかにわかる1曲。
曲名のもととなった石の水切りのような跳ねるサウンドでまさにMVのようなと楽しさを
共有出来たのではないかと思う。

最後の曲が終わりメンバーが退出し、アンコールが飛び交うと、ステージにはピアノが置かれた。するとROYが1人で出て来て、ピアノを弾き語る状態で新アルバムの最後の曲である「STARS」を歌う。ウワサには聞いていたが、新たなBAWDIESの取り組みとしては結構驚くものだった。鍵盤を始めたのは最近でROY自身が緊張していただろうが、ピアノの一音一音とROYの歌声がとても心に響く1曲。終盤はROYも楽しそうにしている様子だった。

ROYの弾き語りが終わり拍手が飛び交うともう1度同じイントロを弾き、歌おうとする様子に笑いが起こる。ROYが「1番可愛い人おいで」と言ってMARCYが出て来た時にROY「自分で可愛いって自覚しているんだね」と最後までMARCYをいじっていた。

アンコール2曲目はMARCYの力強く軽快なドラムから始まる「A NEW DAY IS COMIN'」
ここでもサビの大合唱が起こった。BAWDIESは観客と一緒に楽しむことの出来る曲が多いのも初めての人が来やすい理由だろう。

ROY「最後にもう1度打ち上げ花火を見たいと思いませんか!?今日で全てをここに吐き出して、また明日前へ前へと進んで行きましょう!」と言い、本当の最後の曲はTAXMANのリズミカルなギターから始まる「JUST BE COOL」
今日観客たちは帰れないんじゃないかというくらい飛び、歌い、動く。それはBAWDIESが言うように、今日は思い切り楽しんで明日を迎えましょうというメッセージを示すかのようだ。曲の途中でROYの長い長いシャウトが入り、会場は湧く。IT'S TOO LATEと言い、とにかく長いのが好きなようだがそれを見る度にROYは凄いボーカルなんだなというのを痛感させられるし、またベースもその名の通り曲のベースのようなグルーヴのあるベースを弾くものだから凄い。

最後にも打ち上げ花火が飛び、大盛り上がりのライブとなった。お決まりのTAXMANによるわっしょいでライブは終演。私の2列横の方がJIMさんのピックを取っていた。

 

 


~セトリ~

1.DON'T SAY NO
2.LET'S GO BACK
3.IT'S TOO LATE
4.SHE'S MY ROCK'N'ROLL
5.THE BEAT
6.YOU GOTTA DANCE
7.I'M YOUR HOME
8.EASY GIRL
9.KICKS!~LEMONADE~KEEP YOU HAPPY
10.GET UP AND RIDE
11.HIGHER
12.HAPPY RAYS
13.I'M IN LOVE WITH YOU
14.RED ROCKET SHIP
15.B.P.B
16.HOT DOG
17.BLUES GOD
18.SING YOUR SONG
19.SKIPPIN' STONES

En
20.STARS(ROYピアノ弾き語り)
21.A NEW DAY IS COMIN'
22.JUST BE COOL

 

 

 

~感想~
ライブレポを見て頂きありがとうございました!余韻でこんな長文を書けたのが凄いなと思います!これからも気ままに書いていく予定ですが、BAWDIESだから語りたいこともたくさんあったのだと思います!ツアーファイナルの新木場STUDIO COASTが何よりも楽しみ!今回のライブではほぼ後ろの方だったのでライブ中はJIMさんしかほぼほぼ見えなかったのですが、新木場はちゃんと見えるからね!多分ROY君のカッコいいピアノ弾き語り姿が見れるのも楽しみ!

話は変わりますが最近自分の耳にも意識するようになって、最悪難聴にもなるらしいので怖いですよね(ちなみにライブが終わって2日経ってますが右耳がミンミンゼミです笑)。
今度ライブ用耳栓を買ってライブに行こうと思っています!耳のことを言っているバンドも増えているので、もし気になったら調べるのも良いかと!

またいつかお会いしましょう!